こんにちは。
みどりヶ丘聖光苑の高松です。
インターネットがスマホで手軽に使えるようになり、買い物も大変便利になりました。
お寺の手配、お仏壇から墓石やお位牌までほとんどネットで注文する事ができまます。
つい最近、墓石を建立されるお宅へ伺い戒名を写すのに、位牌を見せていただいたところ、
位牌に梵字(ぼんじ)がなく、いきなり戒名から彫ってある位牌を見て驚きました。
「どこで買われたのですか?」と尋ねたら、「ネットで安くてデザインも良かったので」と言われました。
そもそもお位牌の決まり事として、宗旨を表す梵字を頭に彫り、その下に故人の戒名
、裏に没年月日・俗名・行年(亡くなった日にちと名前と歳)を彫ります。
もちろんお墓にも宗旨によって梵字や文字など決まり事があるので、石材店では担当が必ず確認します。
決まり事は石材店なら分かっていて当然、もしお客様から頂いた原稿に梵字が抜けていても間違える事はありません。
梵字は宗旨、宗派のかかせない印です。せっかく住職に付けて頂いた戒名に梵字がなくて残念です。
位牌をネットで買われる方も増えてますが、いくらネットで安くても、梵字を彫る事すら確認しない、
、宗旨の決まり事も教えてくれないショップでは買わない方が良いでしょう。