こんにちは。
デザイン担当の角田です。
墓じまいを考える方々の状況はさまざまです。中には、墓じまいしなくてもよいのでは？と思うケースもありますが、残したいがあとを見る者がいない、お参りに行くのが困難になる前にきちんと片づけて供養をしたい、などなど。
最近、５０代のご夫婦が墓じまいのご相談にいらっしゃいました。少し若い世代だなと思ったらお母様が健在なうちにお墓を片付けて、お参りしやすい近くで永代供養をしたいということでした。お尋ねしたらよくお参りされているようなので、内心、若い２人がお参りできるのならすぐの墓じまいは必要ないのではと思いました。
しかし、お墓の場所をお聞きして納得。ご両親の郷里はそれぞれ瀬戸内の島。お墓参りはフェリーで渡らなくてはならず、気軽には行けません。２島となるとなおさらです。墓じまいにいったいどのくらい費用がかかるのか？さっそく見積りをお出しすることになりました。
一週間ほどお時間を頂き、お見積りと墓じまいの流れがイメージしやすいように“墓じまいプラン”をご提案しました。具体的なスケジュールをご説明差し上げ、金額面や時間的なことが分かると、とても安心されたようでした。
また、墓じまいは地元(島)の石屋さんに依頼した方が、費用を押えられるとアドバイスもしました。
後日、お母様と検討された結果「全部を石豊さんにお願いしたい」と言って頂きました。工事の内容は、一か所は完全撤去、もう一か所は島にお墓を残し片付ける方法で、お寺様のお手配もすることに。
瀬戸内芸術祭を避けてスケジュールを組み、梅雨入の前に墓じまいと改葬を済ませることができました。これからは家から近いバラの樹木葬へいつでも好きな時に、気軽にお参りできます。
