こんにちは。終活カウンセラーの角田です。
今回も相談会での相談事例をご紹介いたします。
東区でのこと、ご年配ですがしっかりしたご婦人。会場のすぐ近所に住まいとその裏山を所有しておられます。
開口一番「私が死んだら私の山に埋葬してもらおうと思うんじゃけど、かまわんじゃろ?」法的には駄目であること
を伝えると「ほんなら今住んどる家の庭ならえかろう」と。
それも同様に法律上はできないことを伝えましたが、なかなか引きません。
「でも分からんようにすりゃあバレんじゃろ」と。
そこまで言われたらどうしようもありません。
ただ、お聞きするとご子息などは近くにおられず将来も戻ってこられない様子。
私としては「不動産を手放されるときは、そこにお骨が埋葬されていることを買主にきちんと伝えてくださいね」と
言って終わるのみでした。
たしかに価値観が多様化し、それが認められる時代にはなりました。
しかし、お墓の歴史やあり方は日本人の供養の心が長年引き継がれてきた形です。
その形が変わっても大切な供養の心は次の世代に繋いでいきたいものです。