こんにちは。
終活カウンセラーの角田です。
吉備中央町で墓じまいの工事が完了しました。岡山空港線から吉備新線を走れば、決して遠くない現場です。
今回は関西在住の方からのご依頼。
将来も岡山に帰る考えがないため、墓じまいの上ご両親のお骨は身近に持ち帰られます。
現地は施主の叔父様の自宅敷地内の一角。
機械も職人も敷地内を通らせていただきました。
叔父様ご夫妻は初めての現地確認から魂抜き・骨出し、墓じまい工事まで常に協力的で全て順調に終えることができました。
その叔父様ですが、初めてお会いした時から最後まで、一貫して墓じまいに反対のご意見を述べられていました。
ご自身の弟様が納められていることもありますが、これまでも墓守りをしてこられ、
これからもずっととのお気持ちでおられたのでしょう。
一方の墓じまいを決断された施主様は、新たな納骨先の費用に加え墓じまいの費用が余分にかかりますが、
身近にご両親のお骨のお参り先をというお気持ちと、いつまでも叔父様のご厚意に甘えていられない引け目もおありだったと思います。
一生暮らして亡くなられた場所に永遠に眠らせてあげるのか。
次の世代が頻繁に参ってくれる所に改葬するのか。
どちらもお墓を大切に思われているからこその決断です。
ところで、同じ敷地内の隣にまた別のお身内の墓がありました。
そのお墓はもう数年お参りが無いそうです。
それでも黙って墓守をされている叔父様ご夫妻は昔気質の立派な方だと深く感じ入りました。