こんにちは。
終活カウンセラーの角田です。
弊社では数千区画の墓地を管理いたしております。
しかも古いエリアでは50年近く前からになるので、どのお客様ともずいぶん長いお付き合いとなります。
私も30年近く前に入社しましたが、お墓の仕事は本気で50年100年のお付き合いだと当時教育されましたし、
今では若い社員にそれを伝えております。
先代の残した「伝えたい愛(供養)の心」という言葉は、
世代を継いで長いお付き合いになる仕事前を表しているのです。
ですから会社として常に、担当は自分が退職した後のことまで誠実に考えているのです。
ところで、それだけ歴史が長い霊園ですから墓地の使用者の世代交代もあります。
幸い次の世代の方が遠方に定住されていても、
私どもが責任をもって管理いたしておりますので、
帰岡の際に安心してお参りをされている当家も多々あるのです。
ところが残念なことに、中には家族のご事情で墓地の返還をされる方もおられます。
先日のことですが、そんな返還のご相談をいただいていたご夫婦が来社されました。
お聞きすると、弊社が前回アドバイス差し上げた通り、従兄さんのお嬢様が墓地を引継いでくれること。
レイアウトを工夫して新たな墓地として利用しつつ当家の墓守も引き受けてくださるそうです。
これで墓地返還の必要もなくなり、ご夫妻が眠る場所の心配もなくなりました。
お話しされるご夫婦のお顔は(マスク越しではありますが)晴れやかで、安心感に満ちておられました。
私どももお役に立っている実感をいただけたひと時でありました。