こんにちは。デザイン担当の角田です。
今から10年ほど前、お客様とデザイン墓のプランを考えていた時のこと。
「お墓を作ることを、こんなにわくわくして楽しんで良かったのかしら?」そう語られた奥様は、
人と同じであることを望まず、 美しいものに心惹かれることを求めて生きてきたとのこと。
洋風のお墓に憧れて東京の公園墓地を巡り、楽しみながらステキなお墓を探したけれど、
なかなか求めるデザインに出会えなかったそうです。
そんな奥様から要望をお聞きして、私からデザイン提案をすることになりました。
ご要望は、無駄なものが一切ないシンプルなデザイン。
何種類ものバラを広いお庭で育てるほどバラを愛するご主人のために、バラの彫刻は外せません。
それだけお聞きして、目の前でラフデッサンをしたところ、奥様の目が輝いてくるのが分かりました。
完成したデザイン墓は、厳選した庵治石の“ふ”模様が美しく高級感を漂わせ、
大胆な立体彫刻のバラが瑞々しく咲いています。
彫刻は日本のファントーニの彫刻師に依頼した特注です。
長年求めていた芸術的なお墓、本当に想いがカタチになったモニュメント、ここに眠る幸せ。
でもずっと見ていたい素敵なお墓だと大変お喜びでした。