こんにちは。
終活カウンセラーの角田です。
先日、親しい方のお父様が亡くなられました。
8年前に奥様が亡くなられた時に夫婦墓建立をお申し付けいただいた方です。
ご夫婦で創業された会社もご子息の代となり、一層隆々と栄えておられます。
ご夫婦で築かれた証として、当時思いを込めて庵治石で建立されました。
そのご本人が亡くなられ、ご納骨のお手伝いをさせていただいた時のことです。
コロナ禍でご家族だけのご納骨だったのですが、納骨のため石を動かし開けたところ子供さん達が次々に納骨室の中に手を伸ばし、
先に入られているお母様の骨壺をさすってお声掛けをされたのです。
寒い冬の日でしたが本当に心が温まる光景でした。
さて、納骨も終わり皆様が帰られるときのことです。
いつものように「お供えはどうしたらよいのか」とのお尋ねが。近ごろ一般的に共同墓地や市営墓地では、
カラスが荒らすため持ち帰るよう決められています。
しかし、この墓地は少し前までは○○郡○○町だった山際のご当家所有地です。
昔は「鳥が食べるのも供養」と置いて帰り、夕方や翌朝あらためて掃除に来ていた習慣をお伝えすると、
即座に「そうしよう」と。昔というのはお墓の近くに家があり、日常の中に墓守があったころの話です。
この度のご当家の皆さまは離れた市街地にご自宅がおありなのに掃除のために来られると。
本日心温まる二度目のひと時でした。