こんにちは。
終活カウンセラーの角田です。
ご高齢の男性から亡くなられた奥様のための建墓をお申し付けいただきました。
これまでお祀りしてきた多くのご先祖のお墓もまとめるので五輪塔とセットです。
墓所は古くから山の斜面にある共同墓地。参道も細く入り組んだ、施工もままならぬ難所でした。
しかし、そこは弊社自慢の施工部。大きな墓石の部材もきちんと搬入し、
リフォームと建墓を見事に仕上げてくれました。お引き渡しはご子息ご夫妻に。
施主様がご高齢で、移動はほとんど車いすに頼られているため。
段差がいくつもある急斜面、狭く車いすが通らない参道など現地での完成確認は無理だろうとご家族が判断され、
写真にてのご報告を選択されたのです。
ところが、お引き渡し後に魂入れも済んだ翌日、施主様ご本人よりお電話が。
写真ではなく現地で墓所工事の完成した様子を確認されたいとのこと。
とても困難なことは十分承知しておりましたが、お気持ちがよく理解できましたので即答でお受けいたしました。
3人で行き、出来る限りのことをさせていただければ、万が一たどり着けずともご理解いただけるだろうとも考えたからです。
そして、ご家族も来られた当日は完成確認とお参りを果たされることができました。
その車いすでの帰路、「次に私が来るときはお骨になっているから軽いぞ」とご冗談も。
ご自身が建てられたお墓に満足され晴々と仰った言葉だけに、誰一人「縁起でもない」などとも言わず一同笑ったひと時でした。